私が世界のハゲを救う

人は何故ハゲるのか、ハゲは何故治らないとされているのか、真剣に考察して独自のハゲ理論を展開し、世界のハゲ達を救うブログ。

育毛剤や発毛剤は対症療法であり根治療法ではない

ハゲの対策に育毛剤や発毛剤を使うのは、待った方がいい。そもそも、それらを使った対策は対症療法であり、根治療法ではないからだ。

 

まず、育毛剤と発毛剤の作用だが、いずれも血管拡張することが主作用だ。血管を拡張し、血流を良くして毛根の働きを活発にし、ハゲ対策にしようというのが狙いである。(「飲む発毛剤」は作用が異なるため、別の機会で説明することとする。)

 

だが、末端の毛細血管が拡張したところで、その源流となる、首から上に血液を運ぶための動脈が、硬くなった筋肉に圧迫されて、血流量が減っていたらどうだろうか。その先の末端である毛細血管を拡張したところで、血流量は十分に改善しない。若干の改善はあるかもしれないが、血流量が若干増したところでハゲの改善は微々たるものだし、育毛剤・発毛剤の使用を止めるとすぐにハゲに元通りだ。つまり、育毛剤・発毛剤は、解熱剤や血圧を下げる降圧剤と同じで対症療法の薬でしかない。

 

いちおう説明しておくと、解熱剤はその名の通り、熱を下げるのが主作用の薬である。本来、身体が熱を持つということは、体温を上げて免疫力を上げることで体内の病原菌を退治し、身体を回復させるための自己治癒機能である。体温を1℃上げると免疫力は2倍になるとも言われ、高い体温は、それだけで身体の回復力を大幅に高めることができる。

 

せっかく体温を上げて回復力を高めているのに、解熱剤により強制的に体温を下げられると回復力は低下し、治るものも治らなくなる。解熱剤が有効なのは、体温が高すぎて生命に危険を及ぼす場合のみであって、本来は救急医療を目的とした薬のはずだ。それを現代では38~39℃ごときの発熱に解熱剤を使うから、体内の病原菌を退治するという本来の目的を達成できず、風邪がぶり返したり長続きしたりする。身体が熱を持つと体力を奪われ、ツラいのは分かる。だが、それは表面的なツラさを薬で押さえつけるだけの対症療法であって、根治治療ではない。

 

血圧を下げる降圧剤も同じだ。何かしらの原因で血圧を上げなければならない状況になっているにもかかわらず、薬により強制的に血管を拡張して血圧を下げられると、本来の目的が達成できない。血圧が高いということは、血管が詰まりかけて末端まで血液が流れないから、強い圧力でなんとか末端の方まで血液を巡らせようとしているのが起因だ。

 

血管が詰まるということは、血液の粘度が高すぎていわゆるドロドロの状態になっているか、血管壁が硬く柔軟性が無いことが原因となる。従って、綺麗で流れやすい血液にするか、血管壁の柔軟性を取り戻すことが根治治療となるはずだが、降圧剤により血管をただ拡張するだけの対処は、その場しのぎの対症療法でしかない。

 

それと同じように、育毛剤・発毛剤も対症療法の薬でしかない。冒頭でも述べた通り、末端の毛細血管を拡張したところで、ボトルネックとなる肩や首あたりの太い血管の血流を良くしないことには本当の意味で頭部への血流は改善しない。

根治治療をするには、肩や首の筋肉を緩め、ボトルネックを解消しなければならない。それができれば、育毛剤・発毛剤を使わなくても頭皮への血流は十分に確保でき、ハゲは改善していくだろう。育毛剤・発毛剤をはじめ、現代に存在する薬というものは、ほぼ全てが対症療法を目的としたものだということを知っておかねばならない。それを知ったうえで、根治治療は何かを模索し、愚直に実行しないことには、本当の意味で病気やハゲを克服することはできない。

 

ハゲに幸あれ。

 

タバコでハゲるわけではないが、タバコをやめた方がいい理由

タバコがハゲに繋がると一般的に言われているが、その直接的影響は極めて小さく、無視してもいい。つまり、タバコではハゲない。だがそれは、「もともと血流が良い人」が対象であって、既にハゲ界に片足突っ込んでいるヤツは対象外だ。以下に、順を追って説明する。

 

まず、タバコがハゲに繋がると言われている理由を説明しておく。タバコに含まれるニコチンという成分は、血管を収縮させる作用がある。そのため、全身の血流が悪くなり、特に、頭皮での毛細血管は末端であるため、血流がより悪くなる傾向がある。だから、毛根に栄養や酸素を運搬する能力が低下し、結果としてハゲる。というのが通説である。

 

さて、身体の実力として、血流が良い人がタバコを吸った場合を考える。ニコチンの作用により、血流が悪くなるのはその通りだが、それはごく短期間の一時的なものである。血管の収縮は、喫煙後、約20分経過で解消し始め元に戻る。つまり、喫煙により毛根への血流は減るが、すぐに回復するということだ。

 

20分の血流低下ではハゲない。このレベルの一時的な血流障害は、その時の姿勢だったり、ストレスにより発生しては解消し、といったように日常的に繰り返している。だから、タバコによる20分の血流低下は、ハゲの直接的原因ではないと言える。

 

ただし、1日に5本程度の常識的な喫煙ならそうだが、ヘビースモーカーだと話が変わってくる。例え20分で血流が解消するとしても、すかさず次の喫煙が始まると、血管は収縮しっぱなしである。慢性的に血流が滞っている状態は、ハゲ3大原因のひとつ「1. 頭皮に十分な血液が巡っていないから」に該当し、ハゲの原因である。だから、この原因を誘発する「タバコ」という要因を無くさねばならない。

 

 

次に、既に血流が悪い人がタバコを吸った場合を考える。既に悪くなっている血流を、更に悪化させることになるのだから、説明するまでもなくタバコはやめた方が良い。ハゲを解消したいのならば、少しでも毛根への血流を改善しなければならない。そんな時に血管を収縮させている場合ではない。タバコをやめることは、ハゲを克服するためのひとつの重要なファクターとなる。ハゲに繋がりそうな、少しでも疑いのある行為を一切やめることが、ハゲ克服の近道を作る。

 

 タバコをやめることがストレスで、かえって血流が悪化するという意見もあるだろうが、まずはタバコの本数は常識的な量にし、ストレスとバランスを取りながら減らしていくしかない。

 

血流の改善は、ハゲ克服のための重要な要素である。下記記事を参照されたし。

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 ストレスとその影響については下記記事で説明している。参照されたし。

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 ハゲに幸あれ。

 

本質的なハゲ原因を考え、本質的なハゲ対策をしなさい

ハゲに悩む人が対策のためにまず行っていることは何か。それは「インターネットでハゲの対策法を調べる」だろう。インターネットで調べることは悪くはないが、情報の正否を判断するための知識を持ち合わせていないことが問題である。これを、「リテラシーが無い」と言う。

 

だが、それは当然のことなのだ。なぜなら、今まで自分がハゲるとは思いもせず生きてきたのだから、ハゲについて調べるなど全くしていないはずだからだ。そんな折、いざハゲ始めたら、焦ってしまって結果だけを急ぐ形になり、基礎知識の収集に時間をかけたりしないだろう。すぐに結果が出るような対策を探し、インターネット上の甘い情報を鵜呑みにしてしまう、そんなハゲ達が多いことは容易に想像がつく。なぜなら、私が過去にハゲた時、そうだったからだ。

 

先に言っておくが、インターネットやテレビで一般的に言われているような、ハゲの原因やハゲの対策の定説を鵜呑みにしてはいけない。定説とは、例えば以下のようなものだ。

  • ハゲの原因は、毛穴に詰まった皮脂のせいである
  • だから、皮脂を取り除くためにしっかりとシャンプーをしないといけない
  • 日々、育毛シャンプーで洗髪するのがハゲ対策になる
  • 薄毛の対策には、発毛剤(塗るタイプ・飲むタイプ)を使うしかない

 

定説はざっとこんなとこだろう。当ブログを読んで頂ければ、これらの定説が正しくないことはすぐに分かるだろうが、世の中の大部分の人がこの定説を何故だか信じきっている。

 

インターネットやテレビは、時に洗脳のように我々に誤った情報を植え付けることがある。その背景には、シャンプーやカツラのメーカーが儲けたい、アフィリエイトで儲けたい、スポンサー等の利権の関係、人体を完全に解明できていないこと、等が要因として挙げられる。

育毛シャンプーは発毛に良い成分が入っているとか、頭皮の栄養になる成分が入っているとか、ありとあらゆる工夫のなされた育毛シャンプーが販売されており、それらは往々にして高額である。消費者にとっては、これら定説に従うことは、生活において非常に負担となる。これらは弱者であるハゲの悩みにつけこんだイカサマ商法だと言っても過言ではない。

 

ちなみに、毛穴に詰まった皮脂のせいでハゲると言うが、本当にそうだろうか?この理論を疑ったことはあるだろうか?自分の身体から分泌されている皮脂が、必要な器官である毛髪を失う直接的原因になるとは、普通は考えられない。もしそれが真なのであれば、人間は不完全な生き物という結論になってしまう。更には、ハゲの対策は不可能という結論が導き出されてしまう。それでは身も蓋もないし、ハゲが報われない。

 

他の野生の動物は、頭や身体を洗っているだろうか?洗剤を使っているだろうか?

洗剤を使ってる動物はいないが、それでハゲている動物は存在しない。現代の地球上で、自発的に洗剤を使って頭や身体を洗っているのは人間だけなのだ。これを疑わずして、ハゲの本質は見えてこない。人間にも、頭髪や体毛は必要なのだ。

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根本対策は下記の通りだ。参照されたし。

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ハゲに幸あれ。

 

ノーシャン・メソッドは、美髪だけでなく美肌も取り戻す

当ブログでは、「ノーシャン・メソッド」と称して、シャンプー剤を使わないことを推奨している。これにより頭皮の皮脂量を一定以上に保ち、健全な頭皮を維持することができるからだ。必要以上に皮脂を洗い流さないことで、乾燥やダメージを防ぐことができるし、頭皮は「皮脂でちゃんとバリアが形成されている」と認識し、過剰な皮脂を分泌することはない。「ノーシャン・メソッド」については、下記記事を参照されたし。

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この理論は、頭皮だけでなく、顔面の皮膚にも同じ考えが適用できる。補足しておくと、顔面だけでなく、全身に同じ考えを適用できるが、現代人が特に気にしているのは顔の肌であるため、本記事では顔の肌に焦点を当てて理論を説くこととする。

 

頭皮ではシャンプー剤が悪者だが、顔では洗顔料が悪者となる。洗顔料も結局のところシャンプー剤と同じ洗剤であり、皮膚上の皮脂を過剰に洗い流してしまう性質を持つ。洗顔料で顔を洗うと、顔の肌を守っている皮脂バリアが落とされてしまい、防御力が下がる。防御力が下がると、外部からの有害物質が毛穴に侵入しやすくなるし、油分がなくなることでカサカサと乾燥し、肌の表面が傷つきやすくなる。顔の肌は、下がった防御力を回復させようとして、いつも以上の皮脂を分泌する。これが、顔がテカったり、ギトギトする原因である。更に、肌が傷つくことで徐々に肌が荒れ、いわゆるキメが無くなり、艶は消えてくすんだ状態になり、肌質は劣化する一方である。

 

洗顔料を使っている間は、必ずこのようなサイクルを繰り返すことになり、皮脂の分泌量が適正化されることはなく、常に過剰な皮脂が分泌される。だから、このサイクルを断ち切るには、元凶となっている洗顔料の使用をやめるしかない。

 

現代のドラッグストアには、相当の種類の洗顔料が陳列されている。ネットショップを含めれば、世の中の洗顔料の種類の数は、星の数ほどある。その中で、「肌に優しい」とか「乾燥しない」とかを謳い文句としているものが多数存在するが、それらはそもそも使うに値しない。なぜなら、乾燥しないのは、洗浄力が弱いだけか、洗顔料に含有される人工的な油分で蓋をしているからだ。

 

洗浄力が弱いのであれば、そもそもお湯だけで洗えばよい。汗や余剰な油分はそれだけで流せる。

人工的な油分で蓋をしているのは、肌には良くない。この世で最も良質で完璧な皮脂バリアを取り去ったあげく、人工的で粗悪な油を肌に付けることは、「外部からの有害物質侵入」に値する。洗顔料に限らず、化粧水や保湿クリームなどのスキンケア製品には、人工的な成分が多く含まれる。「自然由来の原料のみ使用」などと謳っている製品でも、防腐剤やそれに相当する成分が含まれる。これらは人体にとっては異物であり、有害物質として認識される。そして、外部からの有害物質侵入を防ぐために、皮脂はより過剰に分泌されることになる。

 

外部からの有害物質侵入については、ハゲ3大原因のひとつ「3. 外的要因により頭皮に異常があるから」と同じ考え方である。下記記事を参照されたし。

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 このように、頭皮も顔の肌も、共通の考え方が成り立つ。いかにして皮脂バリアを保つかがポイントであり、その方法は「洗顔料を使わないこと」である。女性の場合は、化粧により、顔をお湯だけで洗うことが難しいかもしれない。だが、美肌を作るには、化粧との付き合い方を考えて、いかにして洗顔料を使わないかを考えなければならない。

 

ハゲに幸あれ。

 

育毛剤や発毛剤が効かない理由

薄毛に悩むと、大部分の人は育毛剤や発毛剤を導入して解決を図ろうとする。現代ではこれが王道となっていて誰も疑わずに導入しているようだが、その前に考えておかなければならないことがあるので以下で説明する。

 

まず、育毛剤と発毛剤の違いについて簡潔に説明する。これらの間にある差は、「成分」である。

  1. 育毛剤(医薬部外品)
    血行促進成分である、塩化カルプロニウムやビタミンE等などを含有し、末端の毛細血管での血管を拡張する。これにより、毛根への血流量が増し、薄毛改善に効果があるとされている。その他にも、栄養成分であったり、抗炎症作用のあるグリチルリチンを含有し、「頭皮を健康に保つ」というのが育毛剤のスタンスである。なお、発毛効果はほとんど無い。

  2. 発毛剤(医薬品)
    血行促進成分である、ミノキシジルを含有をすることが最大の特徴。ミノキシジルは、塩化カルプロニウムより強い血管拡張作用を持ち、血流量をより増大させる。また、「髪を生やす成分」として唯一、厚生労働省が認可している成分でもある。

 

上記の通り、育毛剤も発毛剤も、「血行を促進して薄毛を改善する」というアプローチの点で同じである。成分の違いにより、効果の強さが違うだけだ。血行が改善されれば薄毛も改善される可能性があるのは私も同意見だが、見落としている部分もある。

 

育毛剤も発毛剤も、頭皮に塗布するタイプであり、血管拡張の機能が作用する範囲は、頭皮部分の毛細血管のみにすぎない。下記記事でも説明しているように、肩凝りなどを代表とする血流障害により、頭皮だけでなく、そもそも頭部(首から上)への血流が十分でない可能性があり、育毛剤・発毛剤ではこれに対処することができないことが、見落としている部分である。

 

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血流が阻害される要因は他にもある。肩凝りを代表とする筋肉の凝り全般は多くの人が抱えている症状であるが、これは長時間緊張する姿勢をとったりすることで筋肉が硬くこわばっていることが原因だと言われている。筋肉が硬くなることで血管を圧迫し、血流障害が起こり得る。その結果、上記と同様に頭皮への血流が阻害され、結果としてハゲることになる。

 

末端の毛細血管だけの血流障害だけではなく、そもそも上記のようなボトルネックを抱えている場合、育毛剤・発毛剤を使ったところで、その効果はほとんど無いのは想像に易い。例え効果があったとしても、産毛が少し生えたような気がする程度であり、育毛剤・発毛剤の使用をやめた時点でその効果はすぐに消失する。使用をやめたということは、血管が拡張されず元の少ない血流量に戻るからだ。

 

つまり、育毛剤・発毛剤に頼った小手先の対策では効果が無いことがあると伝えたいわけだ。末端の毛細血管だけ強制的に拡張したところで、ボトルネックを解消しないことには根本的解決は見込めない。だから、本質的な観点でハゲの原因を特定し、論理的にその対策を実行しなければならない。育毛剤・発毛剤を使用するならば、それらを抑えたうえで使用しなければならない点に注意してほしい。

 

育毛剤・発毛剤には副作用があることも忘れてはならない。外部から小手先の薬に頼って強制的に身体に作用させることは、何かしら身体に無理をさせる行為であり、必ず反動がある。育毛剤・発毛剤に手を出したがばかりに身体機能に障害をもたらしては真の解決とは言わない。

 

血流の本質的なところは、上記記事「ハゲを治したければ血流を改善させなさい」で説明しているので参照されたし。なお、「飲む発毛剤」と言われる内服薬については、別の機会で説明する。

 

ハゲに幸あれ。

 

 

現代の定説とされているハゲ理論について思うこと

先日、ハゲの原因と対策について説明しているサイトをたまたま拝見した。そこに書かれていた内容を見て、このまま放っておいてはマズイなと感じたので、思ったことを書くことにする。

 

「そのサイトに書かれていたハゲの原因と対策」について以下に列記する。

  • 男性ホルモン「テストステロン」が、還元酵素「5αリダクターゼ」と結合し、脱毛ホルモン「ジヒドロテストステロン(DHT)」に変化する。
  • DHTは、毛母細胞の働きを低下させる
  • 5αリダクターゼは前頭部、頭頂部に多く存在するので、男性型脱毛症(AGA)は前頭部か頭頂部が薄くなる
  • 5αリダクターゼの数に個人差があるので、薄毛の程度に個人差がある
  • 脱毛のメカニズムは、上記の通り医学的に解明されている
  • 対策は、フィナステリドを含有する薬を服用すること
  • フィナステリドはDHTに変化することを抑制できる成分だからだ
  • 服用をやめるとハゲが進行再開するので、服用し続けるしかない

 

これ本気で言っているのか?論理が穴だらけで何の解明にもなっていないと私は思うが、なぜ世間ではこれがまかり通っているのだろうか?

論理の穴と言っているのが何かと言うと、「なぜ」テストステロンが5αリダクターゼと結合するのか?「なぜ」DHTが毛母細胞の働きを低下させるのか?「なぜ」人体は頭髪を無くすといった変化をもたらす仕組みを持っているのか?

この「なぜ」のところに言及がされていないのは、論理飛躍であり、ハゲる原因になっていない。

 

脱毛に直接作用するのはDHTだということが正しいと仮定したとしても、そこには「何かしらの要因」があって、だからテストステロンと5αリダクターゼが結合するのではないか?だからDHTに変化するのではないか?と考えるのが自然だ。「何かしらの要因」すらなく、全ての人がDHTによりハゲるのか?5αリアクターゼの数は遺伝によって個人差があると言うが、それによってハゲるかハゲないかが決まると言うのか?まさか遺伝とか個人差で片付けようとしていないか?

 

ハゲの原因を、遺伝や個人差で終わらせているような論理は、大事な要点が欠落している。それは、「動物の毛髪(頭髪や体毛)は何のために存在するか?」だ。これを考えれば、毛髪が有るのが普通なことであって、無いのは異常なことに気付くはず。異常ならば、それは遺伝や個人差ではない。しょうがないで済まされる事象ではない。

 

誰もがテストステロンと5αリダクターゼを持っているが、それが結合するのは、「何かしらの要因」がスイッチになっていると私は考える。その要因とは、いつも言っている「1. 頭皮に十分な血液が巡っていないから」「2. 血液の品質が悪いから」「3. 外的要因により頭皮に異常があるから」ではないだろうか。

 

頭髪は、中国古来より「血余」と言われ、十分な量・品質の血液があってこそ存在できるものとされている。だから、血液が巡っていなかったり、血液の品質が悪い場合は、頭髪は育たないし生きられない。十分でない血液を頭髪に送るより、より大事な器官である臓器に血液を優先的に回すためだと思えば、頭髪を見捨てるのも頷ける。

また、シャンプーなどの有害物質から身体を守るために、やむを得ず毛穴を閉じて毛髪を犠牲にしている。動物としての生命維持・機能維持を考えると、これもまた頭髪を見捨てるのも頷ける。

 

現代の医学レベルでは、人体の仕組みや機能はほとんど解明できていない。現時点で解明できているごく狭い世界の中でハゲる原因を説明しようとしても、必ずどこかに無理やこじつけが生じることになる。DHTが毛母細胞を弱らせるのならば、フィナステリドを飲んでDHTを作らないようにしようなんて表面的で短絡的な考えの対策は、根本療法ではなく対症療法でしかない。

 

解明できていないのであれば、人体に対してもっと本質的なところで考えてポリシーを持って行動しないことには、臭いものに蓋をするというか、たちまち対症療法で始終することになってしまう。

野生の動物にハゲはいない。ハゲに悩むのは人間だけである。その事実をシンプルに受け止め、本質的なところでハゲについて考えてほしい。

 

最後に、動物になぜ毛髪が必要なのか、下記記事を参照されたし。

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ハゲに幸あれ。

 

女性のダメージヘアと薄毛はこのように起こり、このように克服できる

現代では、男性だけでなく女性の薄毛も深刻化していると感じている。電車の中で立って辺りを見回すと、座っている人の頭の状況は丸見えで、男性のハゲが目立つのはもちろんのことながら、女性でも頭髪が薄くなっている人は実は少なくない。

 

頭髪が薄くなるとどのような悩みに繋がるだろうか。

  • 髪のボリュームがなくなり、ペタンコなヘアスタイルで貧相な印象となる
  • 髪にまとまりがなくなり、毛並みが悪く見える
  • 地肌が見えて、老いた印象となる

 

これらは女性にとって、とても辛い悩みだと思う。昔から「髪は女の命」というフレーズを聞くが、やはり髪が美しいとその人自身も美しく見えるもの。「美しい髪になるシャンプーとかリンス」の類の商品は、近年では膨大な種類の商品が流通し、一般的なドラッグストアでも数多く取り揃えるくらいに世間からの需要は大きい。それだけ、女性は美しい髪を手に入れようとしていることが伺える。

 

だが、残念なことに、これらの「美しい髪になるシャンプーとかリンス」の類の商品は、頭皮・頭髪の本質的なところでは状態を悪化させる元凶となり得る。このような商品を使って「髪が元気になった」とか「ツヤツヤになった」とか言っているのは、商品に含有される様々な人工的な物質が、疑似的にボリュームやツヤを作っているにすぎない。

 

このような商品を使うことが、私にとっては一体どんな行為であるかを簡潔に言うと、「シャンプーで天然の高品質コーティングである皮脂膜をこそぎ落とし、リンスあるいはコンディショナーで人工的かつ低品質なコーティング剤を塗りつけている」という非効率的どころかむしろ逆効果な行為であると言える。もう少し詳細に、以下で説明する。

 

皮脂は、自分の身体を守るために自分の身体が作り出しているものであり、自分の体質に完全に適合し、拒絶反応やアレルギーを起こす恐れが全くない、この世で完璧最強のコーティング剤であることは間違いない。このコーティングにより、有害物質が体内に侵入することを防ぐという機能美と、頭髪は自然な艶を持ち、しなやかに太く、健康的な状態を維持するという造形美を両立することができる。

 

健全な毛髪の役割については、下記記事を参照。

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対して、市販のシャンプーやリンスは、もったいないことにこの完璧最強のコーティング剤を落として、頭皮と頭髪にダメージを与えるかもしれない人工的な液体を塗りつけている行為である。たまにシャンプーで皮膚がかぶれる人がいるのは、この行為のせいである。

それもそのはず。市販のシャンプーにより完璧最強のコーティングが落とされ、その防御力が下がったところに人工的な液体を塗りつけて皮膚が損傷し、かつ、有害物質が毛穴から体内に侵入したのだ。身体は、更なる悪化を抑える目的で、防御力を急速に回復させるために皮脂の分泌量を激増させる。また、体内の有害物質を排出するために皮膚の炎症つまりは湿疹を起こす。これが「かぶれ」であり、状態が酷いと「脂漏性皮膚炎」と呼ばれる状態である。

 

このような状態が続くと、近いうちに毛を無くす。その理論については下記記事で説明しているので参照されたし。

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どのように対策し、傷んだ髪や薄毛を克服するかというと、言うまでもなく、シャンプーを控えることだ。当ブログでは「ノーシャン・メソッド」という名称で、シャンプーを使わない洗髪方法を提案している。参照して実践されたし。

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ハゲに幸あれ。

 

血液の重要性を理解しなければならない

人間の血管の全てを繋ぎ合わせたとしたら、その長さは約10万メートルに及ぶと言われている。それは地球を2周半する長さである。言い換えると、それほどに血管が体内に敷き詰められていて、隙間なく張り巡らされている、ということである。ゆえに、身体の隅々まで血液を運ぶ必要あるということがうかがい知れるし、臓器、皮膚、毛根、全ての器官において血液の供給が必要不可欠なのは言うまでもない。

 

常識の話で恐縮ではあるが、血液は、酸素・栄養(糖、脂質、蛋白質など)・ホルモンなどの養分を運搬し、体内の各器官に供給する役割を持つ。血管が圧迫されるなどして血液の供給が断たれると、その先の細胞に養分を供給できず、細胞は壊死する。脳梗塞を例に挙げると、血管が詰まってからものの数分で細胞の壊死が始まり、時間が経つほどに重篤なダメージを与える。それほどに血液による養分供給は、無くてはならないものだ。

 

養分が必要なのは頭皮の毛根も同じだ。毛根には、頭髪を育てる要である毛母細胞がある。全ての毛根に対して毛細血管が接続されており、毛母細胞が活動するために必要な養分は、血液により供給されている。

 

健康な状態であれば、十分な血液量、品質の良い血液が各毛根に供給され、毛母細胞は活発に活動するため、健全な頭髪を維持できる。つまりハゲることはない。

だが、現代人は運動不足やデスクワークによる長時間同じ姿勢を取り続けることにより、血液は巡りが悪い。また、食生活が悪いというか摂取する食材が粗悪なことにより、血液が汚れいていて養分も十分でない場合が多い。その結果、毛母細胞の活動が弱っている傾向にあり、ハゲが多い世の中になってしまった。

 

血液の巡りが悪いこと、血液の品質が悪いことについては、下記記事で詳細に説明しているので、合わせて確認してほしい。

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血液の重要性は、頭では分かっている人は多いとは思うのだが、実際に血流の改善・血液品質の改善を実行している人は少ないように感じる。あるいは、改善のための具体的方法が分からず実行できないのだろうと思う。

インターネットで少し調べれば、様々な方法論が出てくるのだが、どの方法を採用するかは自分で決めるしかないし、それが正解かどうかなんて分かるわけがない。インターネットは便利な反面、情報の信頼性を確認することが難しい性質がある。

ひとつ言えるのは、インターネット上の健康に関する情報は、そのほとんどが「より良いものを採り入れる」に始終している。その「より良いもの」が本当に健康に良いのかは証明できないし、人によって効果は異なると考えられる。にも関わらずあれもこれも採用していては、結局のところ無駄なものを摂取しすぎ、身体にとって悪影響となる場合も少なくない。過ぎたるは猶及ばざるが如し、だ。

 

だから、逆の観点で「不要なものを採り入れない」が極めて重要である、というのが私の理論である。血液の品質を悪くすると考えられるものは摂取しないことだ。具体的には下記記事で説明しているので、是非とも食生活を見直してほしい。

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ハゲに幸あれ。

 

ハゲを引き寄せるデスハビット(死の習慣)

現代人の生活における一般的な習慣は、ハゲを引き寄せる。そんな悪しき習慣を、このブログではデスハビット(直訳:死の習慣)と呼ぶことにする。ハゲたくなければ、あるいは、ハゲを改善したいのであれば、まずこのデスハビットを生活習慣から徹底的に排除する必要がある。では、デスハビットの内容とその対策を以下で説明する。

 

  • デスハビット① 「姿勢が悪い」
    下記記事で説明した通り、姿勢が悪いと頭部への血流を阻害し、ハゲに繋がる。

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    これは、ハゲ3大原因のひとつ「1. 頭皮に十分な血液が巡っていないから」に該当するからだ。血液の唯一の通り道である血管が、筋肉の硬結により物理的に圧迫され、血流と滞る。また、柔軟性のある筋肉は、血液が末端まで流れるようにポンプのように働き血流を促進する本来の役割があるが、硬く固まった筋肉はそれが期待できない。姿勢が悪いことは、当たり前だが良いことはない。


  • デスハビット② 「食生活が悪い」
    下記記事で説明した通り、血液の品質が悪いと、毛根に必要な養分を十分に運ぶことができず、ハゲに繋がる。

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    これは、ハゲ3大原因のひとつ「2. 血液の品質が悪いから」に該当するからだ。ハゲに繋がる理由と対策は上記記事に記載してあるので参照されたし。

    とにかく現代人は食生活が悪い。特に加工食品は、安い・簡単が現代のニーズに合っているせいか、一般庶民の昼食はコンビニ弁当だったり、夕食は冷凍食品だったりする。「You are what you eat.」の諺の通り、あなたはあなたが摂った食事からできている。ハゲを改善したければ、口に入れるものをよくよく厳選しなければならない。


  • デスハビット③ 「シャンプーをする」
    下記記事で説明した通り、毎日シャンプーしていると毛穴が閉じてしまい、ハゲに繋がる。

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    これは、ハゲ3大原因のひとつ「3. 外的要因により頭皮に異常があるから」に該当するからだ。
    もはや現代人の常識となっているシャンプー。これは最大のデスハビットである。シャンプーのラベルに書かれている原材料を確認すると、危なげな名称が並んでいる。それを頭皮に直接擦りつけるという行為はもはや自傷行為以外の何ものでもない。ハゲに繋がる可能性のある行為は、やってはいけない。

    この対策はズバリ、シャンプーをやめることだ。当ブログでは、「ノーシャン・メソッド」としてシャンプーをやめる方法を提示している。下記記事を参照して早速実行すべし。

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上記の通り、現代人は疑いもせず無意識にデスハビットを毎日やっている。正直言って、髪が薄くなるのは納得するしかない事態だ。ハゲに繋がるデスハビットを理解したら、その対策は、デスハビットの逆を行えばよい。デスハビットには何一つとして良いことはないので、悩む必要なく、即実行すべきである。

 

ハゲに幸あれ。

 

姿勢が悪いヤツはハゲ界に片足を突っ込んでいる

姿勢の良し悪しが血流に与える影響は大きい。もっと短絡的に言えば、姿勢が悪いとハゲることがあるということだ。「姿勢が悪い」というのは、ここでは基本的に「猫背」のことを指す。なぜ猫背でハゲるのか、その原因を以下で説明する。

 

まず猫背の定義から始める。猫背は背中が丸く、顎が前に出ている格好を言う。背中が丸いと重心が後方に移動する。重心が後方に移動すると重心バランスが悪く立っていられないため、重心バランスを補正するために顎が前に出る。この背中が後ろに出て顎が前に出ているのは、なんとも不細工な恰好である。

 

顎が前に出ると、やってみれば分かるが、首の後ろの筋肉が縮む。この筋肉は、僧帽筋や後頭筋から成る。長時間縮み続けることで凝り固まって柔軟性が無くなり、周囲の血管を圧迫して血流を阻害する。すなわち、頭部への血流が減る。やがて、毛根に十分な血液が巡らず、次第に毛根が弱って頭髪を生やす能力が衰退し、毛を無くす。

 

現代人はデスクワークが多く、全身を動かす機会が少ない。1日をほぼ同じ姿勢で過ごす人も少なくない。1日中猫背でデスクワークに勤しみ、その姿勢で筋肉が凝り固まって定着するものだから、立っても猫背のまま。首の後ろの筋肉群は常に縮んだ状態で硬結する。

 

また、スマートフォンの普及により、スマホをいじるために俯いた姿勢を長時間とりがちだ。頭部は重い。成人で約5kgあり、その重さはボウリング球(11ポンド)と同じ程度だ。俯いている間は、この重い頭部を筋肉が支えなければならない。その役目を果たすのは、またまた首の後ろの筋肉群である。これだけ酷使されると凝り固まるのは十分納得できるものである。

後頭筋が縮むということは、後頭部および頭頂部の皮膚を引っ張ることになる。この結果、頭皮は突っ張り、毛細血管の先まで血流が十分に巡らなくなる。このことは、下記記事で詳細に述べており、前頭筋・側頭筋・後頭筋の拮抗具合でハゲ方が決まる。

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以上の通り、姿勢が悪いことで血流が阻害され、ハゲ3大原因のひとつである「1. 頭皮に十分な血液が巡っていないから」に該当することになる。ハゲを改善したいなら、頭部への血流が阻害される行為を行ってはならない。姿勢を正すことが良いのは言うまでもないが、更に言うと、頭部への血流を促進する行為を行うべきである。それは運動であったりストレッチであったり、心臓を強く動かして、血液を巡らせるためのポンプ作用を強めることが効果的である。

 

姿勢を正すことは、ハゲ以外にも効果がある。それは、「カッコよくなる」ことである。稚拙な表現であるが、カッコいい人間になるには、姿勢が正しいことは必須である。逆に言うと、姿勢が悪くてカッコいい人など存在しない。それくらい姿勢はビジュアル面で重要なファクターである。

 

そもそもハゲを治したい願いの背景には、コンプレックスを無くして自信を持ち、「カッコよくなる」ことが含まれていることと思う。姿勢を正すことは、まさに一石二鳥である。

 

ハゲに幸あれ。

 

髪質がやたら悪い現代人

私はよく他人の頭を観察している。特に、通勤中の電車の中で立っていると、近くに座っている人の頭皮や頭髪はよく見える。頭皮がギトギトのオッサンは多いし、男女問わず薄毛の連中が目に入ってくる。なんとも悲惨な光景が、私を残念な気持ちにさせる。中にはハゲてない人も当然いるのだが、それでも私を残念な気持ちにさせるのは、その「髪質の悪さ」だ。

 

多くの人が、髪がパッサパサのバリバリなのだ。乾燥しているというか、荒れた感じのする髪質。整髪料でなんとか抑えて取り繕ってはいるが、見れば髪質が悪いことが分かってしまう。どんなに整髪料を上手く使ったところで、健全な人の髪質には遠く及ばない。

 

ではまず、なぜ、乾燥(パッサパサ)して荒れて(バリバリ)いるかを考える。乾燥の原因は、確実にシャンプーである。本来であれば、頭髪を覆っている皮脂バリアは、シャワーをかけたところで油(皮脂)と水は混ざり合わないので、皮脂バリアが取り除かれることはない。

 

ところが、シャンプーを使うと、皮脂バリアが取り除かれてしまう。なぜなら、シャンプーは界面活性剤であり、油と水を混ぜ合わせる性質を持つため、皮脂バリアがシャワーの水と混ざり合って流れて行ってしまうからだ。頭髪を守るための皮脂バリアが無くなれば、当然のごとく頭髪は乾燥する。

 

「乾燥」は更なる問題を呼び起こす。頭髪に皮脂バリアが無い状態が続くと、頭髪のキューティクルが開いてくるのである。キューティクルとは、毛表皮と呼ばれる毛髪の表面を覆っている組織であり、瓦の屋根のように部分的に重なって層を作った保護層である。この層になっている部分が開いてしまって、内部の水分は流れ出て余計に乾燥するし、外部からの有害物質が入り込んで、毛髪の内部組織を痛める結果となる。このように、キューティクルが開いた状態が、頭髪が荒れて見える原因である。

 

シャンプーにより頭髪が乾燥して荒れるわけだが、それもそのはず。現代人は当然の習慣として毎日シャンプーする。人によっては朝晩の2回シャンプーすることもあるだろう。界面活性剤であるシャンプー剤を頭皮と頭髪に塗りたくり、ゴシゴシと擦り洗う習慣は、冷静になって見つめなおしてみると、なんとも異常な事態である。

油が浮遊する工場で1日働いた後ならいざ知らず、オフィスでデスクワークのみという職種の人でも同じように毎日シャンプーをする。それでは頭髪が痛んで当然の結果である。

 

男性だって、できれば美髪であるに越したことはないと思っているだろう。女性は美髪に憧れすら抱いていることだろう。どうすれば美髪になれるか?それはシャンプーをしなければよい。人生長年の間、上記として刷り込まれたシャンプーをいきなりやめることはとても難しいと思うかもしれない。

だが、シャンプーしないことは、動物として本来の姿であるし、私がこのブログで様々なハゲ理論を説いているように、理にかなっていることでもある。徐々にでもよいので、シャンプーを生活から無くしていくことが、万事解決の大切な手段であることをお伝えしたい。

 

ただし、シャンプーをやめるといっても、正しく行わないことには現代では不潔扱いされてしまう。正しい方法は、下記記事で紹介している通り、「ノーシャン・メソッド」に従うとよい。適切な皮脂バリアを残しつつ、余剰な皮脂を取り除くことが可能な手段となっている。

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なお、ひとつ補足しておくと、髪質が悪い場合、既にハゲの予備軍であることは間違いないと伝えておく。頭髪の皮脂バリアが取り除かれているということは、頭皮の皮脂バリアも取り除かれているからだ。頭皮の皮脂バリアが無い場合、それはハゲ3大原因のひとつ「3. 外的要因により頭皮に異常があるから」に該当することになる。これについても上記記事で言及しているので、併せて確認し対策すること。

 

ハゲに幸あれ。

 

現在の状態から紐解くハゲの原因と対策 ~頭髪編~

前回の記事で、「頭皮」の状態を観察することで、ハゲの原因と対策が分かると説いた。今回は、「頭髪」の状態からハゲの原因・対策を紐解くことにする。

 

下記の記事で説いた通り、頭髪のチェックポイントは2つある。手櫛で髪をかきあげた程度の強さで自然に抜けた髪の毛をよーく見てまじまじと観察すること。

 

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2つのチェックポイントについて、以下で詳細に説明していく。

  1. その抜け毛の太さは、頭に生えている髪の毛の太さと比べて明らかに細いか?
    抜け毛の太さが、頭にしっかり生えている頭髪のそれに比べて細い場合、その抜け毛が生えていた辺りの毛根は、頭髪を育てる能力が低下している。すなわち、その抜け毛が前頭部から抜けたのであれば前頭部の頭髪を育てる能力が、頭頂部から抜けたのであれば頭頂部の頭髪を育てる能力が弱っている。

    髪が細くなる原因は、ハゲ3大原因である「1. 頭皮に十分な血液が巡っていないから」「2. 血液の品質が悪いから」「3. 外的要因により頭皮に異常があるから」の全てが要因となり得る。毛根へ十分な養分を届けることができていない、あるいは、外部からの有害物質の侵入を防ぐために毛穴を閉じ始めている。だから毛が細くなっている。

    なお、このチェックポイントに該当する場合、既にハゲ進行が始まっていることを意味する。


  2. 抜け毛の毛先は細く尖ったような形状か?
    大半の人は定期的に散髪し、男性であればおよそ1か月周期で髪をカットすると思われる。カットされた毛髪は、その切断面をズームで見てみると、丸太切りしたようにバッサリ切った断面になっている。従って、健全な頭髪であれば、抜け毛の毛先もこのように丸太切りした断面のようになっているはずである。

    だが、毛先が尖ったように先細りの形状になっている場合、その頭髪は毛根から生えてきて、一度もカットされないまま抜けていることになる。毛周期と呼ばれるヘアサイクル、すなわち頭髪が毛根から生えてきて抜けるまでの期間は、通常、男性は3~5年、女性は4~6年と言われている。1つの毛根と、そこから生えている1本の頭髪に着目したとき、この1本の頭髪はこの数年の期間、抜けることなくその毛根に根付いて生え続けているわけだ。

    この数年の期間、一度も髪をカットしないということは通常ないだろう。数年の間に何度もカットされ、自然に抜けたとき、その抜け毛の毛先は丸太切りの形状になっていなければならない。それが尖って先細っているということは、毛根から生えてきた後、ごく短期間で抜けたということだ。

    それは毛周期の乱れが発生して起こっている。毛周期が乱れる原因も、ハゲ3大原因の全てが要因として考えられる。

    なお、このチェックポイントに該当する場合、既にハゲ進行が始まっていることを意味する。


いずれのチェックポイントに関しても、ハゲ3大原因である「1. 頭皮に十分な血液が巡っていないから」「2. 血液の品質が悪いから」「3. 外的要因により頭皮に異常があるから」のいずれか、あるいは全てが要因としてなり得る。従って、対策は下記3つとなる。

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抜け毛を観察することで、上記のように分かることは多い。ハゲ進行度を測るバロメーターにもなる。いかなる問題解決も、まずは自分の状況・状態を正確に知るところから始めることだ。例えば、ダイエットするときは、まず体重を測るところから始めるように。

そして、その状況・状態から、問題を引き起こしている原因を特定し、それに適した対策を愚直に冷静に正しく実行する。焦らないことがゴールへの近道である。

 

ハゲに幸あれ。

 

現在の状態から紐解くハゲの原因と対策 ~頭皮編~

 あなたの頭皮の状態を深く観察してほしい。その状態から、健全な状態か、健全でない状態か、今後ハゲるのか、ハゲが回復するのか、判別することが可能だ。その判別方法を以下に説明する。

 

照明で頭頂部のつむじ部分を十分に明るく照らしながら、合わせ鏡を使って、つむじ部分の頭皮を見る。照明は、部屋の蛍光灯やLED照明でよい。だが暗いと正しく判断できないので、可能な限り明るい環境で観察を行う。調光機能を持った照明は、最大に明るくしておくべし。

 

よーく見てまじまじと観察し、下記の観点で自分の頭皮の状態を評価してほしい。

  1. 皮脂が多く、頭皮表面がギトギトしているか?
  2. 頭皮の色は、赤くなっているか?
  3. 頭皮の色は、白くなっていて、かつ、頭皮表面は乾燥しているか?
  4. 頭皮がやけにテカっているか?ツルッと凹凸が無く、光を鏡面反射しているか?

 

各項目について詳細に説明する。

  1.  皮脂が多く、頭皮表面がギトギトしているか?
    これは、過去記事でも再三述べているように、シャンプーにより皮脂バリアが洗い流されてしまって、それでも頭皮を守ろうと、皮脂が過剰に分泌されている状態である。皮脂が多いのが問題なのではなく、皮脂バリアを洗い流してしまっていることが問題だということを理解しておいてほしい。

    皮脂バリアが無い状態が常態化すると、最終的には毛穴を閉じて外部からの有害物質侵入を防ぐようにできている。毛穴を閉じるということは毛が無くなるということ。つまり、近いうちにハゲるだろう。

    対策方法は、シャンプーをやめて「ノーシャン・メソッド」を実行し、皮脂バリアを適切に纏うことだ。そうすれば、外部からの有害物質侵入は防止でき、皮脂の分泌量は適正化され、ギトギトも解消される。


  2. 頭皮の色は、赤くなっているか?
    上記の「1. 皮脂が多く、頭皮表面がギトギトしているか?」がYesの場合、本項目に該当することが多い。頭皮の色が赤い、特にそれが斑点状である場合、それは炎症を起こしている。

    頭皮が炎症を起こすのは、外部からの有害物質に起因することがほとんどだ。具体的には、シャンプーやヘアワックスの直接的接触による炎症か、あるいは皮脂バリアがないことで外部からの有害物質により引き起こされる炎症かのどちらかだ。

    前者の場合は、シャンプーやヘアワックスの使用を控えるかやめる。後者の場合は、シャンプーをやめて「ノーシャン・メソッド」を実行することだ。


  3. 頭皮の色は、白くなっていて、かつ、頭皮表面は乾燥しているか?
    これに該当する場合、血液が頭皮に十分に巡っていないか、血液の品質が良くないことが原因だ。

    原因の詳細については下記記事を参考にされたし。ハゲ3大原因である「1. 頭皮に十分な血液が巡っていないから」と「2. 血液の品質が悪いから」について言及している。

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    対策は、下記の2記事の通りだ。

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  4. 頭皮がやけにテカっているか?ツルッと凹凸が無く、光を鏡面反射しているか?
    頭皮がテカるのは、外部からの有害物質の侵入を防ぐために、毛穴が閉じているためだ。テカりについては下記記事を参照されたし。

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    対策方法は、「ノーシャン・メソッド」だ。下記記事を参照されたし。

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頭皮を観察しただけでも、上記の通り、原因と対策が見えてくる。だから、現在の自分の状態を適切に把握することは、極めて重要な事項と言える。

これら対策を行うことで、徐々にだが改善されていく。結果を急いではいけない。身体の状態はそんなに急速に変化しないからだ。生活習慣病のように長い年月をかけて徐々に身体を蝕んでいくのと同じで、回復にも長い年月が必要なのだ。


ハゲに幸あれ。

 

チェックすべきは抜け毛の本数なんかではなく抜け毛の形状

抜けた本数からはハゲるかどうかは分からない

自分がハゲるかどうかを見測るために、抜け毛の本数を気にしている人は多い。だが先に言ってしまうと、抜け毛の本数を気にしたところで無駄だ。

  

本数を数えるならば、「①抜けた本数」と「②抜けた毛根に、抜ける前に生えていた頭髪と同じ太さ・コシの頭髪が生えてきた本数」を数えて、その比率を考えなければ意味がない。なぜなら、極端な話、1日に1000本抜けても、すぐにそこから同じ太さ・コシの頭髪が生え始めればハゲないからだ。

 

どれだけ生えてくるかが重要

一般的な抜け毛の本数は、50~100本/日と言われている。もし1000本/日が抜けたとすると、目に付く抜け毛の本数が多いわけで、ハゲが進んでいるのでは?と不安に感じるその気持ちは理解できる。だが、重要なのは「抜けた後に健全に生えてくるか?」が最大の確認事項である。だから②を数える必要がある。

 

そして、下記の計算式により、ハゲ耐力、すなわちどれほどハゲないかを表すステータスを確認することができる。

ハゲ耐力[%] = ②[本] ÷ ①[本] × 100

ハゲ耐力が100%なら、正常であり健全な血液循環・血液品質・頭皮環境であると言える。それに対し、ハゲ耐力の値が小さいほど、ハゲ進行度が強いことになる。

 

ハゲ耐力を算出することはできない・・・

さて、ここまで読んであなたが感じたことを当てて見せよう。『ハゲ耐力なんて算出できるわきゃねーだろ…』そう、算出は不可能だ。説明するまでもないが、①はともかくとして、②を数えることなんてできない。まず抜けた毛穴の場所を特定することと、次に生えてくるまでその毛穴を特定し続けることが不可能だし、生えてきた頭髪が抜けた頭髪と同じ太さ・コシかどうかなんて一般的に計測できない。だから、ハゲ耐力なんて算出することができない。つまりは抜け毛の本数なんぞ気にしても仕方がないということを言いたい。

 

抜け毛の本数は、季節だったり体調だったりストレス等によって常に変動する。一時的に抜け毛が増えても、ストレス等の要因を取り除いて、抜け毛の量が通常に戻り、かつ、健全な頭髪が生え続けていたら、ハゲることはない。なおさら、抜け毛の本数を数えることがいかに無駄であるか、お分かり頂けただろうか。

 

抜け毛の本数に頼らないハゲチェック方法

とは言え、自分がハゲ始めているかどうかを知りたいのも理解できる。私も26歳の時に頭髪に元気がなくなったのと頭皮がピリピリしたことがあり、それで不安になってハゲ始めたどうかを無性に確認したい時期があった。だから、世の中のハゲ達が不安になりすぎて発狂しないように、抜け毛の本数に頼らず、抜け毛の形状から判断することができるハゲチェックの方法を以下に記すことにした。

 

手櫛で髪をかきあげた程度の強さで自然に抜けた髪の毛を観察し、以下の項目に該当するかどうかを確認する。

  1. その抜け毛の太さは、頭に生えている髪の毛の太さと比べて明らかに細いか?
  2. 抜け毛の毛先は細く尖ったような形状か?

 

該当する項目数が多いほど、ハゲが進行していると言える。該当するということは、頭髪を育てる能力が低下しているということだ。頭髪を育てる能力が低下すると、太い毛に育たなかったり、まだ短いのに抜けてしまうといった、頭髪のサイクルいわゆる毛周期が異常な状態になっていたり、健全でない状態が見えてくる。

 

このチェック方法は抜け毛を使ったものであるが、1本だけでなく、複数本(10本以上)観察して傾向を掴むとよい。あくまで自然に抜けた毛を観察するのであって、間違っても無理やり引っこ抜いて観察してはいけない。正しいチェックにならないからだ。

 

ハゲに幸あれ。

 

世の中の「育毛サービス」の落とし穴

近年ではテレビのCMやウェブ広告で様々な増毛サービスや育毛サービスの宣伝を見かける。ハゲ対策マーケットが大規模なせいか、各社必死に新しいサービスを考え出しているようだ。世の中のハゲ達は、このサービスに期待し利用するが、そのサービスには大きな落とし穴がある。

 

増毛サービスとは、カツラや植毛を行うサービスだ。つまり地毛ではない人工的な髪で薄毛を隠すことになる。ただ、多くの人はカツラや植毛には頼らず、地毛でなんとかしたいと考えるのが一般的だ。それはそうだ、隠しているのはハゲを克服したわけでも何でもない。誰もが地毛を増やし、ハゲを真に克服したいわけである。カツラや植毛は打つ手が無くなった後の最終手段である。

 

そこで多くの人が最初に利用するのが育毛サービスだ。育毛サービスの内容は、カメラを使った頭皮チェックやカウンセリング、スカルプマッサージ、シャンプーやクレンジングを使ったヘッドスパが主体だ。ハゲ達がこれらのサービスに期待する気持ちは分からないでもないが、残念ながら効果は期待してはならない。「育毛」とは毛が増えるわけではなく、現状維持を指した言葉である。その証明として、各社の育毛サービス内容の説明では、「髪が増える」とは一切書いていない。「増毛感を出す」とか「発毛をサポートする」という表現に終始しており、発毛するわけではないのだ。

 

さて、この育毛サービスであるが、効果が無いだけならまだしも、場合によっては頭皮の状態やハゲ具合を悪化させる可能性がある。しかも、その可能性は高い。私が提言しているハゲ3大原因のうちのひとつ、「3. 外的要因により頭皮に異常があるから」に該当する可能性が一気に高まるのだ。下記の記事を読めばその理由が分かるはずだ。

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育毛サービスによるシャンプーやクレンジングにより、頭皮の皮脂バリアは一掃され、有害物質が侵入しやすくなる。そうすると最終的には毛穴を閉じて防御しようとする。毛穴が閉じるということは頭髪が無くなるということだ。

 

更に、頭皮マッサージにも注意したい。闇雲に揉み解すと頭皮の毛細血管を切ってしまい、毛根まで血液が届かなくなる。これは「1. 頭皮に十分な血液が巡っていないから」に該当することになり、血液が巡っていない毛根はやがて死に、毛髪を無くすことになる。

 

育毛サービスの怖いところは、シャンプーやクレンジングを行った後、カウンセリングにより、各社のシャンプー等の商品購入を勧められる。これら企業は、皮脂を悪者にしているので、脱脂力の強いシャンプーであることが想像できる。そんなシャンプーを使って毎日頭を洗っていると、当然のごとこ皮脂バリアは無い状態が常態化するので、人体はもっと皮脂を分泌してギトギトになり、ギトギトを洗い流すために脱脂力の強いシャンプーで強い力で洗うのが習慣化する。これは完全に負のスパイラルにはまっている状態で、近いうちに毛を無くす。

 

育毛サービスは、リラクゼーション程度に考え、常用してはならない。本気でハゲを克服したいならば、ハゲの原因や適切な対策を真剣に論理的に考え抜き、ポリシーを持って行動しなければならない。

 

ハゲに幸あれ。