私が世界のハゲを救う

人は何故ハゲるのか、ハゲは何故治らないとされているのか、真剣に考察して独自のハゲ理論を展開し、世界のハゲ達を救うブログ。

髪質がやたら悪い現代人

私はよく他人の頭を観察している。特に、通勤中の電車の中で立っていると、近くに座っている人の頭皮や頭髪はよく見える。頭皮がギトギトのオッサンは多いし、男女問わず薄毛の連中が目に入ってくる。なんとも悲惨な光景が、私を残念な気持ちにさせる。中にはハゲてない人も当然いるのだが、それでも私を残念な気持ちにさせるのは、その「髪質の悪さ」だ。

 

多くの人が、髪がパッサパサのバリバリなのだ。乾燥しているというか、荒れた感じのする髪質。整髪料でなんとか抑えて取り繕ってはいるが、見れば髪質が悪いことが分かってしまう。どんなに整髪料を上手く使ったところで、健全な人の髪質には遠く及ばない。

 

ではまず、なぜ、乾燥(パッサパサ)して荒れて(バリバリ)いるかを考える。乾燥の原因は、確実にシャンプーである。本来であれば、頭髪を覆っている皮脂バリアは、シャワーをかけたところで油(皮脂)と水は混ざり合わないので、皮脂バリアが取り除かれることはない。

 

ところが、シャンプーを使うと、皮脂バリアが取り除かれてしまう。なぜなら、シャンプーは界面活性剤であり、油と水を混ぜ合わせる性質を持つため、皮脂バリアがシャワーの水と混ざり合って流れて行ってしまうからだ。頭髪を守るための皮脂バリアが無くなれば、当然のごとく頭髪は乾燥する。

 

「乾燥」は更なる問題を呼び起こす。頭髪に皮脂バリアが無い状態が続くと、頭髪のキューティクルが開いてくるのである。キューティクルとは、毛表皮と呼ばれる毛髪の表面を覆っている組織であり、瓦の屋根のように部分的に重なって層を作った保護層である。この層になっている部分が開いてしまって、内部の水分は流れ出て余計に乾燥するし、外部からの有害物質が入り込んで、毛髪の内部組織を痛める結果となる。このように、キューティクルが開いた状態が、頭髪が荒れて見える原因である。

 

シャンプーにより頭髪が乾燥して荒れるわけだが、それもそのはず。現代人は当然の習慣として毎日シャンプーする。人によっては朝晩の2回シャンプーすることもあるだろう。界面活性剤であるシャンプー剤を頭皮と頭髪に塗りたくり、ゴシゴシと擦り洗う習慣は、冷静になって見つめなおしてみると、なんとも異常な事態である。

油が浮遊する工場で1日働いた後ならいざ知らず、オフィスでデスクワークのみという職種の人でも同じように毎日シャンプーをする。それでは頭髪が痛んで当然の結果である。

 

男性だって、できれば美髪であるに越したことはないと思っているだろう。女性は美髪に憧れすら抱いていることだろう。どうすれば美髪になれるか?それはシャンプーをしなければよい。人生長年の間、上記として刷り込まれたシャンプーをいきなりやめることはとても難しいと思うかもしれない。

だが、シャンプーしないことは、動物として本来の姿であるし、私がこのブログで様々なハゲ理論を説いているように、理にかなっていることでもある。徐々にでもよいので、シャンプーを生活から無くしていくことが、万事解決の大切な手段であることをお伝えしたい。

 

ただし、シャンプーをやめるといっても、正しく行わないことには現代では不潔扱いされてしまう。正しい方法は、下記記事で紹介している通り、「ノーシャン・メソッド」に従うとよい。適切な皮脂バリアを残しつつ、余剰な皮脂を取り除くことが可能な手段となっている。

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なお、ひとつ補足しておくと、髪質が悪い場合、既にハゲの予備軍であることは間違いないと伝えておく。頭髪の皮脂バリアが取り除かれているということは、頭皮の皮脂バリアも取り除かれているからだ。頭皮の皮脂バリアが無い場合、それはハゲ3大原因のひとつ「3. 外的要因により頭皮に異常があるから」に該当することになる。これについても上記記事で言及しているので、併せて確認し対策すること。

 

ハゲに幸あれ。