私が世界のハゲを救う

人は何故ハゲるのか、ハゲは何故治らないとされているのか、真剣に考察して独自のハゲ理論を展開し、世界のハゲ達を救うブログ。

育毛剤や発毛剤は対症療法であり根治療法ではない

ハゲの対策に育毛剤や発毛剤を使うのは、待った方がいい。そもそも、それらを使った対策は対症療法であり、根治療法ではないからだ。

 

まず、育毛剤と発毛剤の作用だが、いずれも血管拡張することが主作用だ。血管を拡張し、血流を良くして毛根の働きを活発にし、ハゲ対策にしようというのが狙いである。(「飲む発毛剤」は作用が異なるため、別の機会で説明することとする。)

 

だが、末端の毛細血管が拡張したところで、その源流となる、首から上に血液を運ぶための動脈が、硬くなった筋肉に圧迫されて、血流量が減っていたらどうだろうか。その先の末端である毛細血管を拡張したところで、血流量は十分に改善しない。若干の改善はあるかもしれないが、血流量が若干増したところでハゲの改善は微々たるものだし、育毛剤・発毛剤の使用を止めるとすぐにハゲに元通りだ。つまり、育毛剤・発毛剤は、解熱剤や血圧を下げる降圧剤と同じで対症療法の薬でしかない。

 

いちおう説明しておくと、解熱剤はその名の通り、熱を下げるのが主作用の薬である。本来、身体が熱を持つということは、体温を上げて免疫力を上げることで体内の病原菌を退治し、身体を回復させるための自己治癒機能である。体温を1℃上げると免疫力は2倍になるとも言われ、高い体温は、それだけで身体の回復力を大幅に高めることができる。

 

せっかく体温を上げて回復力を高めているのに、解熱剤により強制的に体温を下げられると回復力は低下し、治るものも治らなくなる。解熱剤が有効なのは、体温が高すぎて生命に危険を及ぼす場合のみであって、本来は救急医療を目的とした薬のはずだ。それを現代では38~39℃ごときの発熱に解熱剤を使うから、体内の病原菌を退治するという本来の目的を達成できず、風邪がぶり返したり長続きしたりする。身体が熱を持つと体力を奪われ、ツラいのは分かる。だが、それは表面的なツラさを薬で押さえつけるだけの対症療法であって、根治治療ではない。

 

血圧を下げる降圧剤も同じだ。何かしらの原因で血圧を上げなければならない状況になっているにもかかわらず、薬により強制的に血管を拡張して血圧を下げられると、本来の目的が達成できない。血圧が高いということは、血管が詰まりかけて末端まで血液が流れないから、強い圧力でなんとか末端の方まで血液を巡らせようとしているのが起因だ。

 

血管が詰まるということは、血液の粘度が高すぎていわゆるドロドロの状態になっているか、血管壁が硬く柔軟性が無いことが原因となる。従って、綺麗で流れやすい血液にするか、血管壁の柔軟性を取り戻すことが根治治療となるはずだが、降圧剤により血管をただ拡張するだけの対処は、その場しのぎの対症療法でしかない。

 

それと同じように、育毛剤・発毛剤も対症療法の薬でしかない。冒頭でも述べた通り、末端の毛細血管を拡張したところで、ボトルネックとなる肩や首あたりの太い血管の血流を良くしないことには本当の意味で頭部への血流は改善しない。

根治治療をするには、肩や首の筋肉を緩め、ボトルネックを解消しなければならない。それができれば、育毛剤・発毛剤を使わなくても頭皮への血流は十分に確保でき、ハゲは改善していくだろう。育毛剤・発毛剤をはじめ、現代に存在する薬というものは、ほぼ全てが対症療法を目的としたものだということを知っておかねばならない。それを知ったうえで、根治治療は何かを模索し、愚直に実行しないことには、本当の意味で病気やハゲを克服することはできない。

 

ハゲに幸あれ。