私が世界のハゲを救う

人は何故ハゲるのか、ハゲは何故治らないとされているのか、真剣に考察して独自のハゲ理論を展開し、世界のハゲ達を救うブログ。

運動不足は薄毛に繋がるのかを考える

薄毛対策には運動が効果的だと、世の中の一般論ではそう言われている。それは本当だろうか?あらゆる健康問題に関しては、なにかにつけて運動が良いことだと推奨されているフシがある。だが「何故」運動が良いのか、深く説明されていないことがほとんどであり、信憑性についてはいささか不安がある。本記事では、薄毛に対して運動がどのように作用するか、そして薄毛対策としての効果について、深く考察し説明したい。

 

薄毛の原因に対する運動の効果レベル

運動は薄毛に効果あるか?結論から言うと、「薄毛の原因によっては効果がある」と言える。薄毛の各原因に対する効果の程度は、以下の通りである。

  1. 「頭皮に十分な血液が巡っていないから」に該当する場合 ・・・ 効果あり
  2. 「血液の品質が悪いから」に該当する場合 ・・・ 少し効果あり
  3. 「外的要因により頭皮に異常があるから」に該当する場合 ・・・ 効果なし

各点について、以下で説明していこう。

 

「頭皮に十分な血液が巡っていないから」に該当する場合

血流のメカニズム

頭皮の血流不足により薄毛になっている場合、運動は一定の効果が見込まれる。端的な理由は、運動は血流を改善させるからだ。言うまでもないが、血流のメカニズムは、心臓の拡張・収縮によるポンプ作用により、血液を勢いよく送り出し、全身に血液を巡らせるものである。ここで重要なファクターとしてあるのが、「重力」である。心臓より下方へは、重量の影響により血流が滞りにくいが、心臓より上方へは、重力に逆らうか方向であり、血液は巡りにくくなる。

 

そもそも血流が滞る原因

上記でも述べたが、心臓より上方へは、重力の影響でそもそも血流が滞りやすい。それに加え、肩凝りや首凝りによる筋肉の硬結により血管の柔軟性が損なわれ、更に血流を阻害する原因となる。また、長時間のデスクワークによる表情筋の硬結、分かりやすく言うとしかめっ面による顔面筋肉の硬結、および、それに伴い頭皮を下方を引き下げる作用が働き、頭皮が突っ張って血流が阻害される。これらの原因により血流は減っていく一方である。

また、「血液の品質が悪いから」にも関係するのだが、血液の品質が悪く、血液の汚れを血管壁にへばり付かせて血液の浄化が行われた場合、血管が狭くなっているため、血流が低下する。

更に言うと、そもそも心臓の働きが低下し、ポンプ作用が弱まっている場合もある。低血圧症だと、心臓が血液を送り出す能力が低下しており、当然のごとく頭皮への血流は少なくなる。

 

運動がもたらす効果

では、運動により何が良くなるか?まず、運動により心臓のポンプ作用が強くなる。運動をすると、心臓の鼓動が早くなる。つまり、心臓の拡張・収縮が強く行われることになり、つまりは心臓のトレーニングがなされたのと同義であり、結果的に心臓のポンプ作用が強くなる。これにより、血液を送り出す能力が改善され、頭皮などの末端にも血液が届きやすくなる。

 

次に、運動により筋肉の硬結が改善する。運動で動かされた筋肉は、断続的な動き、つまりは収縮・弛緩が行われることによって、凝り固まった筋肉がほぐれ、柔軟な筋肉に変わっていく。これにより、筋肉の硬結部にて滞っていた血流が改善され、頭皮への血流が増加する。

ちなみに、運動であれば何でもよいものではない。出来るだけ全身を使う運動であり、かつ、偏った動きがないような動作が推奨される。例えばゴルフのスイングのように、右から左へ振り抜くという一方向的な単純動作よりは、水泳のように左右対称に手足を回転させるような往復的な動作を繰り返す方が良く、更には、バタフライ・背泳ぎ・平泳ぎ・クロールといった、複数の異なる動作を織り交ぜて、全身を満遍なく様々な動きをさせる方が好ましい。

筋トレについても気を付けなければならない。同じような箇所を集中的に鍛えてしまうと、筋肉の収縮力に偏りが生じ、血流を阻害するポイントを作ってしまう恐れがある。筋トレだろうがどんな運動だろうが共通して言えることは、筋肉は収縮の力だけ鍛えてもバランスを失うだけでなく筋肉の硬結を発生させ、血流を阻害してしまう可能性があるということである。筋肉を硬結させないためには、その拮抗筋を鍛えることにより、筋肉がほぐれ、硬結を防ぐことができる。平たく言うと、全身くまなく筋肉を使えと言うことだ。

 

また、運動は身体の代謝を向上させる。代謝が向上すると、体内の老廃物を排出する能力が増し、血管にへばり付かせる血液の汚れも減るし、既にへばり付いた汚れも徐々に排出することができ、血管の通り道が広くなって血流が改善する効果がある。

 

以上の点により、「頭皮に十分な血液が巡っていないから」が原因で薄毛になっている場合は、運動はそれなりの効果があることが分かって頂けたと思う。

 

 

「血液の品質が悪いから」 に該当する場合

血液の品質が悪いと何がマズイか

食生活が悪く血液の品質が悪い場合、血液中の養分(酸素や栄養)が少なく、各器官は万全の機能を発揮することができない。それは頭皮の毛根も同じことであり、適切な養分が供給されないと、頭髪を育てる機能が低下し、薄毛に繋がる。

 

運動がもたらす効果

運動により身体の代謝が向上すると、血液の汚れを排出し、血液の品質を改善が期待できる。だが、運動によるこの効果は微々たるもので、やはり根本原因となっている食生活の乱れを改善する方が遥かに効果的であり結果も期待できる。

 

食生活の乱れが何故よくないのかは、下記の記事を参照されたし。
www.baldworld5565.com

  

まとめ

上記のように、運動をすることで薄毛の改善には一定の効果が見込めることが分かったと思う。楽しく運動を行うことができれば、ストレス解消にも一役買い、更に薄毛治療には効果が期待できる。いきなり厳しい運動ノルマを課すのではなく、軽い運動から初めて習慣化し、徐々に運動量を増やしていくことをお勧めする。それも難しければ、ラジオ体操や寝る前のストレッチでもいい。何もしないよりは、少しでも身体を動かす方が良いのだから。

 

ハゲに幸あれ。