私が世界のハゲを救う

人は何故ハゲるのか、ハゲは何故治らないとされているのか、真剣に考察して独自のハゲ理論を展開し、世界のハゲ達を救うブログ。

チェックすべきは抜け毛の本数なんかではなく抜け毛の形状

抜けた本数からはハゲるかどうかは分からない

自分がハゲるかどうかを見測るために、抜け毛の本数を気にしている人は多い。だが先に言ってしまうと、抜け毛の本数を気にしたところで無駄だ。

  

本数を数えるならば、「①抜けた本数」と「②抜けた毛根に、抜ける前に生えていた頭髪と同じ太さ・コシの頭髪が生えてきた本数」を数えて、その比率を考えなければ意味がない。なぜなら、極端な話、1日に1000本抜けても、すぐにそこから同じ太さ・コシの頭髪が生え始めればハゲないからだ。

 

どれだけ生えてくるかが重要

一般的な抜け毛の本数は、50~100本/日と言われている。もし1000本/日が抜けたとすると、目に付く抜け毛の本数が多いわけで、ハゲが進んでいるのでは?と不安に感じるその気持ちは理解できる。だが、重要なのは「抜けた後に健全に生えてくるか?」が最大の確認事項である。だから②を数える必要がある。

 

そして、下記の計算式により、ハゲ耐力、すなわちどれほどハゲないかを表すステータスを確認することができる。

ハゲ耐力[%] = ②[本] ÷ ①[本] × 100

ハゲ耐力が100%なら、正常であり健全な血液循環・血液品質・頭皮環境であると言える。それに対し、ハゲ耐力の値が小さいほど、ハゲ進行度が強いことになる。

 

ハゲ耐力を算出することはできない・・・

さて、ここまで読んであなたが感じたことを当てて見せよう。『ハゲ耐力なんて算出できるわきゃねーだろ…』そう、算出は不可能だ。説明するまでもないが、①はともかくとして、②を数えることなんてできない。まず抜けた毛穴の場所を特定することと、次に生えてくるまでその毛穴を特定し続けることが不可能だし、生えてきた頭髪が抜けた頭髪と同じ太さ・コシかどうかなんて一般的に計測できない。だから、ハゲ耐力なんて算出することができない。つまりは抜け毛の本数なんぞ気にしても仕方がないということを言いたい。

 

抜け毛の本数は、季節だったり体調だったりストレス等によって常に変動する。一時的に抜け毛が増えても、ストレス等の要因を取り除いて、抜け毛の量が通常に戻り、かつ、健全な頭髪が生え続けていたら、ハゲることはない。なおさら、抜け毛の本数を数えることがいかに無駄であるか、お分かり頂けただろうか。

 

抜け毛の本数に頼らないハゲチェック方法

とは言え、自分がハゲ始めているかどうかを知りたいのも理解できる。私も26歳の時に頭髪に元気がなくなったのと頭皮がピリピリしたことがあり、それで不安になってハゲ始めたどうかを無性に確認したい時期があった。だから、世の中のハゲ達が不安になりすぎて発狂しないように、抜け毛の本数に頼らず、抜け毛の形状から判断することができるハゲチェックの方法を以下に記すことにした。

 

手櫛で髪をかきあげた程度の強さで自然に抜けた髪の毛を観察し、以下の項目に該当するかどうかを確認する。

  1. その抜け毛の太さは、頭に生えている髪の毛の太さと比べて明らかに細いか?
  2. 抜け毛の毛先は細く尖ったような形状か?

 

該当する項目数が多いほど、ハゲが進行していると言える。該当するということは、頭髪を育てる能力が低下しているということだ。頭髪を育てる能力が低下すると、太い毛に育たなかったり、まだ短いのに抜けてしまうといった、頭髪のサイクルいわゆる毛周期が異常な状態になっていたり、健全でない状態が見えてくる。

 

このチェック方法は抜け毛を使ったものであるが、1本だけでなく、複数本(10本以上)観察して傾向を掴むとよい。あくまで自然に抜けた毛を観察するのであって、間違っても無理やり引っこ抜いて観察してはいけない。正しいチェックにならないからだ。

 

ハゲに幸あれ。