私が世界のハゲを救う

人は何故ハゲるのか、ハゲは何故治らないとされているのか、真剣に考察して独自のハゲ理論を展開し、世界のハゲ達を救うブログ。

頭がギトギトする原因と解決方法

ハゲの悩みで代表的なもののひとつに、「頭皮や毛髪がギトギトする」がある。ギトギトして困るのは、不潔に見えることだ。ギトギトしているということは頭を洗っていない、洗っていないということは不潔である、という現代特有の短絡的論理によりギトギト頭は不潔のレッテルを貼られることになる。

集団生活が必要な現代において、不潔扱いされるのは確かに困る。他人に対する印象の良し悪しは、清潔感が大部分を占めると言っても過言ではない。清潔であることに越したことはない。それゆえ、誰もが皆、不潔のレッテルを貼られたくがないために毎日風呂に入り、シャンプーを使い入念に頭皮と毛髪を洗う。

 

だがしかし、現代人の多くが、このシャンプーを使って洗うこと自体がギトギトの原因だとは考えていないようだ。頭皮は本来、外部からの有害物質の侵入を防ぐために、自らが出している皮脂により頭皮全体を薄く覆う。この皮脂がバリアとなり、健全な頭皮を維持する。毛髪も同じだ。外部からの有害物質を毛髪でキャッチするために、薄い皮脂膜があるのが健全な状態である。これらは薄い皮脂膜であるため、ギトギトとした見た目にはならない。

シャンプーと使ってこれら皮脂膜を強制的に洗い落とすことを繰り返していると、頭皮は皮脂膜バリアが足りないと認識してより多くの皮脂を分泌する。それもそのはず、皮脂の役割は、頭皮および毛髪にバリアを形成することなので、そのバリアが落とされると当然のごとくバリアの再形成を試みるわけだ。このバリアを落とすという行為は、動物にとっては不自然なことだ。そんなを毎日繰り返していると、悪循環によりどんどんと皮脂の分泌量が増え、やがてギトギトしてくる。つまり、シャンプーにより皮脂を洗い流していることがギトギトの原因なのである。

 

上記の原因が理解できれば、ギトギトの解決方法は至って簡単である。逆のことを実践すればよい。すなわち、シャンプーをしないことだ。

とは言え、既にギトギトの状態からシャンプーをしないと、過剰な皮脂を落とすことができず、ギトギトな状態は変わらない。更に、皮脂を過剰に分泌する頭皮の状態が出来上がっているのだから、いきなりシャンプーをしなくなると、過剰な皮脂がどんどん溜まって、よりギトギトして悲惨な状態になるだろう。

具体的な解決方法は、「ノーシャン・メソッド」だが、メソッド開始直後、皮脂の分泌量が収まるまでは、シャンプーを併用してもよい。ただし、シャンプーの量はごく少量、頭皮には付けず、毛髪のみ付けることが許される。なぜなら、皮脂の分泌量が多いか少ないかは、頭皮上の皮脂量を監視して判断されているからだ。頭皮上の皮脂を残すことで、皮脂の分泌量は足りていると頭皮に分かってもらう必要がある。そして、毛髪のみシャンプー剤を少量付け、過剰な皮脂を落とす。これでギトギトした見た目にはならないはずだ。

注意したいのは、毛髪にシャンプーを付けることができるとは言え、皮脂を落としすぎないことだ。ゴシゴシ洗うのではなく、軽く一撫で二撫でするくらいでよい。また、シャンプー剤は石鹸タイプのものにすること。液体でもよいが、原材料は「石ケン素地」か「カリ石ケン素地」か「純石ケン分」と水のみから作られているものを選ぶこと。その理由は、いわゆる一般的なシャンプー剤は合成洗剤であり、人体への有害物質が含まれるからだ。あと、リンスは使わないこと。これにも有害物質が含まれており、ハゲに導くアイテムとなる。

 

とにもかくにも、まず、健全な頭皮と毛髪とは、皮脂で覆われていることが正常だと理解することが一番に必要だ。現代人の風潮と思い込みにより皮脂は悪者とされがちだが、これを機に考えを改めてほしい。

 

ハゲに幸あれ。