私が世界のハゲを救う

人は何故ハゲるのか、ハゲは何故治らないとされているのか、真剣に考察して独自のハゲ理論を展開し、世界のハゲ達を救うブログ。

人類における毛髪の必要性

そもそも論で語ると、毛髪は哺乳類にとって存在して然るべき器官である。哺乳類は恒温動物であり、体温は一定を保つ。放熱の方法として呼吸や発汗が挙げられるが、忘れてはならないのが毛髪の存在である。毛髪はCPUのヒートシンクのようなもので、頭部の熱を放射して温度が上がりすぎないようにする。それは頭のオーバーヒートを防止するためだ。変温動物は、主に爬虫類・魚類・昆虫で、周囲の環境に合わせて体温を変動する特性を持った生物で、そのほとんどが毛を持たない。という恒温動物と変温動物の特徴がある。

(ちなみに、最近の学問的には、一概に恒温動物と変温動物の2つに分けることができないのが定説のようだ。しかも、哺乳類であるナマケモノは変温動物らしく、例外はある。細かいことは置いておいて・・・)

 

では、もし頭を使ってないとすれば、頭部の温度が上がらず、毛髪が不要になってハゲるのか?と問われれば、それはNoである。仕事で頭を使う現代と言われるが、そんな論理的とかクリエイティブとかの頭の使い方は全くもって関係なく、ただ生きるだけで頭は十分に使っている。無意識の世界で、横隔膜やその周辺の筋肉を収縮・弛緩させて呼吸をし、いまこの瞬間、ディスプレイやスマホを見ている目の焦点を合わせ、首の角度を維持するために首・肩・背中の筋肉を動かし、脚を組んでいるにもかかわらず上半身が倒れないように腰回りの筋肉でバランスを取っている、そんな複雑な動作を指示しているのは紛れもなく脳であり、無意識にこれを行っているのだから、大して何もしていなくても脳は純分に活動している。つまり、どんな自堕落で運動も勉強も何もせずボーッと過ごしていても、健康な身体であれば、かならず脳もそれなりに動いており、発熱する。従って、いかなる人でも毛髪は必要なのである。

 

だがしかし、現代にはなぜこれほどまでにハゲが多いのか。ハゲ上がっていなくとも、少し薄くなってきたなどと悩む人はとてつもなく多く、育毛マーケットは非常に大規模なものとなっている。これは、明らかに人類として何かが狂っている。そもそも生物として必要な毛髪が、何かしらの習慣か環境により必要な毛髪を失っている。私はこれを危機的状況だと認識するが、世の中ではそこまで重要視されている様子はなく、「ハゲは遺伝的なものなので育毛剤や薬で対処しましょー」みたい戯言が大半であり、理解不能を通り越して怒りがこみ上げる。しかし、更に上をいく理解不能で怒り狂う諸悪の根源が、そんな戯言を真に受け、何も疑うことなくそれを信じ、育毛剤や薬やヘッドスパなどに大金を払って素直に騙されている人ばかりであることだ。

 

 

ハゲの諸君は本気で悩んでいるのか!?本気で悩んでいるなら何故そんな安直な対症療法(にもなっていないが)に走るのか!?毛髪と頭皮と毛根の本質を考え、その対症療法の妥当性を検証したのか!?という疑問が湧き、私はとても見ていられない。

とは言え、そんな悩めるハゲ達の心情も分かる。私も過去に一度ハゲた身だ。いざ自分がハゲ始めたら、とても焦り、周囲の目が気になり、将来が不安になり、仕事も趣味も何も手に付かなくなる。そんな状況なら目先にある簡単で美味しそうな話に飛びつくのも理解できる。例え大金を払ってでも、すぐに効果が現れるものを試したい気持ちも分かる。

そんな気持ちは十分に分かるのだが、一度冷静になってこのブログの全記事を読んでほしい。ハゲに悩んでいるなら、何に変えてもハゲを克服したいと思っているはずだし、このブログの記事を読むことなんてわけないはずだ。読めば考えが変わる。考えが変われば行動が変わる。行動が変われば結果が変わる。どこかで聞いたようなフレーズだが、必ず結果としてハゲが改善するので、是非真剣に読んでもらいたい。

 

ハゲに幸あれ。