私が世界のハゲを救う

人は何故ハゲるのか、ハゲは何故治らないとされているのか、真剣に考察して独自のハゲ理論を展開し、世界のハゲ達を救うブログ。

ハゲの原因の深堀り

下記の記事でハゲの原因を書いたわけだが、現代において最も可能性が高いのは「外的要因により頭皮に異常があるから」だと考えている。

 

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この原因についてもう少し深堀りしてみたい。外的要因とは、上記の記事で書いた通り、シャンプーや整髪料や染毛液などを指している。これらは人工的な物質が多く含まれており、人体に対して自然な作用をしない。人体に適さないが故に刺激が強く、頭皮にダメージを与える。では「頭皮の異常」とは何か?「ダメージ」とは何か?

 

まず「頭皮の異常」について考えたい。シャンプーにより頭皮上に住みつく常在菌と皮脂が洗い流されると、頭皮上のバランスが乱れ、最近レベルでの生態系が崩れる。例え話をすると、地球上で植物がいなくなった場合、酸素を生み出す者がいなくなり、酸素を吸って生きているその他の動物たちは徐々に死んでいく。このような生態系の崩壊が、頭皮上でも起こることになる。

特に、皮脂は悪者扱いされがちだが、皮膚のバリアとして重要な役割を持っており、頭皮に限らず皮膚の全てにおいて必要不可欠な要素である。シャンプーが皮脂を取り払ってしまうと、皮膚のバリアが無くなり、人体の機能として皮脂を更に多く分泌して皮膚の防御力を上げようとする。

 

では更に深堀りするためには、皮膚のバリアである皮脂が無くなると何故問題なのか考える必要がある。皮脂の役割は、外部からの有害な物質が毛穴に侵入しないように、すなわち体内に侵入しないように防御するために存在するものだと考えられる。これにより、整髪料や染毛液などに含まれる有害物質や、大気中を浮遊しているPM2.5などの物質が体内に侵入しないように働くわけだが、どういうわけか現代ではシャンプーで毛髪のみならず頭皮まで綺麗に擦り洗いすることが常識となっていて、当然のごとく皮脂はほとんどが洗い流されてしまう。しかも毎日だ。

 

こうなるとあとは悪循環でしかない。皮脂が洗い流されて露わになった頭皮を守るべく、毛穴からはどんどん皮脂が分泌されてくる。それは本人にとってはベタベタして気持ち悪いことだし見た目も不潔っぽく、どうにか解消したいと思うだろう。解消するために念入りにシャンプーをして更に徹底的に皮脂を洗い流し、そうするとまた更に多くの皮脂が分泌される。もはや一日一回のシャンプーでは追い付かず、日中のハゲの頭は脂にまみれて鈍くテカっている。毛髪も脂に覆われて妙な毛束間と皮膚への貼り付きが目立ち、爽やかさが全くない。

 

だが、ここで勘違いしたくないのは、脂が多くてハゲたわけではなく、有害物質の体内への侵入を防ぐために毛穴を閉じてハゲたのであって、日々のシャンプーにより毛穴を守るための皮脂が無くなったことで、結果として脂が多くなっているだけだ。この関係を現代人は誤った解釈をして「脂が多いとハゲる!だから丁寧にシャンプーをして毛穴と毛髪を清潔に保とう!」などとふざけた論理に飛躍してしまう。

ハゲを本気で治したいなら、原因も本気で考察する必要がある。お手軽に実行できる目先のハゲ対策に飛びつかないように。

 

ハゲに幸あれ。