私が世界のハゲを救う

人は何故ハゲるのか、ハゲは何故治らないとされているのか、真剣に考察して独自のハゲ理論を展開し、世界のハゲ達を救うブログ。

ストレスではげるのか?ストレスは血流を阻害する要因なだけ

ストレスではげるのは現代の常識となっているが、盲点がある

現代では、ストレスではげると言われており、それは今や周知の事実だろうと思う。だが、「なぜ」ストレスではげるのかはあまり注目されておらず、盲目的に「ストレス=ハゲ」だと思い込んでいるように感じる。

しかし、生物として毛髪の機能に意味がある以上、その機能を無くすことは異常なことであり、何か原因があるはずだ。ストレスはあくまでもはげるきっかけであって、そのきっかけが引き起こす「原因」が何かあると考える。ストレスが身体に及ぼす影響と、それによりはげるという理論について説明する。

 

ストレスによる身体への影響は、血管の収縮である

我々の身体は自律神経というものがある。意識せずとも呼吸をしたり、心臓などの臓器を動かしたり、血管の収縮/拡張をしたり、汗をかいたりするのは、この自律神経のおかげである。知覚・運動神経は自分で意識しないとコントロールできないが、この自律神経は無意識にコントロールされるのが特徴であり、身体の環境を自動的に整えてくれる。

自律神経には、交感神経と副交感神経がある。この2つの神経は相対する性質を持っており、例えば下表のように、交感神経優位だと末梢血管は縮むが、副交感神経優位だと末梢血管が広がる。 

 器官     交感神経    副交感神経
 ─────────────────────────────
 心臓拍動   促進      抑制
 末梢血管   収縮      拡張
 冠状動脈   拡張      収縮
 血圧     上昇      低下
 気管支    拡張      収縮
 皮膚     収縮      通常
 消化管    蠕動抑制    蠕動促進

 

どんなときにどちらの神経が優位になるのかというと、ストレスがある状態だと交感神経優位となり、リラックスした状態だと副交感神経優位となる。従って、人前でスピーチする時、スポーツの大事な試合、人間関係で深く悩んでいるときなど、ストレスが掛かっている状態だと交感神経優位により、臓器や器官へ優先的に血液を回すため、冠状動脈は拡張し、末梢血管すなわち身体の末端の血管は収縮する。

 

末梢血管が収縮するということは、末端への血液の供給が減るということなので、手足が冷え、皮膚も縮む傾向にある。当然ながら、頭皮も末端であるため、頭皮への血流量も減る。従って、ハゲ3大原因のひとつ「1. 頭皮に十分な血液が巡っていないから」に該当することになり、はげるわけだ。これが、ストレスの影響である。

 

ストレス自体がはげの原因ではなく、きっかけのひとつでしかない

ストレスは、薄毛の要因のひとつでしかない。あくまで、はげる直接的な原因は「血管収縮による頭皮への血流不足」であり、ストレスはその原因を引き起こすきっかけだ。つまり、ストレスが過剰に掛かっても全くはげない人もいれば、あっさりはげる人もいる。言い換えると、ストレスが過剰に掛かっても血流が不足しない人もいれば、簡単に血流不足になる人もいる、ということだ。

この個人差は、遺伝的な体質である。人によって強い部分・弱い部分に差があり、ストレスで頭皮への血流不足を起こしやすいのは、その人がたまたまそういう体質だっただけである。

遺伝的な体質については、下記の記事を参照されたし。

www.baldworld5565.com

 

ストレス対策は、無くすことよりも減らすことに努めること

ストレスが引き起こす血流不足への対策は、もちろんストレスを減らすあるいは無くすことだが、完全に無くすことは難しいだろうと思う。職場の環境、仕事の責任、人間関係、ストレス要因は常に身近に存在するのがもはや当たり前だ。これらを完全に「無くす」ことはできない。

だから、可能な限りストレスを「減らす」努力をすることだ。仕事中はストレスが掛かるのは当たり前であるため仕方なく受容し、家に帰ったら仕事のことは忘れ、趣味に没頭するも良し、運動をして気分を晴らすのも良し、お酒を飲んで家族との団らんを楽しむのも良し、生活にメリハリをつけることが最善の対策だ。ストレスがかかっている時間を減らしていくのが現実的であり、良い手段だ。

 

また、ストレスは「1. 頭皮に十分な血液が巡っていないから」に該当するわけだが、だからと言って頭皮に十分な血液が巡らない要因がストレスだけでないことは、当たり前だが理解しておいてほしい。首肩周りの凝りが要因となって血流が阻害されている場合もあるし、食生活が悪くて血管が詰まっていることが要因の場合もある。ストレスの低減も試みつつ、その他の要因へのアプローチを忘れてはならない。

 

思い悩むのも分かるが前向きに行動すること

人によって様々な生活環境が存在し、ストレスを減らすこと自体が難しい場合もあるだろう。そんなとき、思い悩んで行動に移せないよりは、ポジティブに考えて行動に移したいものだ。

現代のこのストレス社会で、頭皮への血流不足を引き起こす要因がストレスだけであれば、世の中ほぼ全員がはげているだろう。だが実際はそうなっていない。それは、体質の違いもあるが、要因はストレスだけでなく、上記の通り首肩周りの凝りや食生活も関係するからだ。

だから、薄毛に悩んだ場合は、ストレス低減に固執せず、多方面から対策を講じてほしい。そのエッセンスは当ブログに散りばめてある。

 

ハゲ3大原因のひとつ「1. 頭皮に十分な血液が巡っていないから」については、下記の記事に詳細を記しているので是非参照されたし。 www.baldworld5565.com

 

ハゲに幸あれ。